や、や、辞めてやる~~

こんにちは。くろいぬです。

 

前回の記事の記事では、私が2回目の就職をするところまで綴りました。

今回はその続きを書いていきたいと思います。

 

ネットショップのアパレルで働いている時に一番試練だと思ったことは、品質に関してでした。

今や日本で扱われているリーズナブルな服や靴は中国製が殆どですね。

 

私の勤務しているショップでは、10~30代くらいまでのヤングレディースで、価格も2,500円くらいまでの商品で、子供から大人までたくさんの人に利用されていました。

 

服、靴の他につけまつげなどの雑貨もありましたが、一番辛かったのが「コラボ財布」です。

占い財布と呼ぶ事にしましょう。

雑誌とコラボして作られたよくある財布で、占い師とのコラボということでした。

もうね、占いって言うだけで超胡散臭いですね!

 

監修されているはずなのに一度も来社してない時点で怪しいと思っていたんですが、情報を盛る、超盛る。

「臨時収入が次々に!」とか「高額当選しました!」とか・・・

 

こちらの商品は受注発注で、3月頃から順次発送となっていたのですが、この時期は会社が適当に決めたものでした。

責任者が盲点だったのは2月にあるそう、中国の旧正月でした。

 

中国の旧正月は1月の正月より重視されています。日本のお正月のようなもので、殆どの労働は休日となり、爆竹を鳴らしてお祝いをしています。

はい。

 

そこで2月になって製造会社と連絡がつかなくなってから知ったとのことで、3月の納期に間に合うはずもなく・・・

予約していた客には当然謝らなくてはなりません。

エーッ!と思っていた矢先、私に下された業務が

「お客さんに謝っておいて」でした。

 

ちょっと時給800円には似合わないのでは・・・

そんでなくても普段からクレーム対応をして、自称ヤ◎ザみたいな奴らに押しかけられて(みんなもちろん助けてくれない)、心の余裕を無くしていた私には到底耐えられるものではありませんでした。

 

業務内容や雇用形態が釣り合わないと思ってはいたんですが、

「給与上げろ」とか正社員にしろ、とかは「力不足なのでは」と遠慮して中々言えないものです。

 

でも、相談するだけしないと何も進まないな、と思って意を消してチーフに相談しました!答えは

 

「オレが決める事じゃないから社長に言って」ということでした・・・

 

社長にすぐに言ったら

 

「オレお前が何してるか知らんし、チーフに言えや」でした。

 

アアアーー!!!なんたる完全ブラックはつげーん!

とりつく島もなかった~~~~~!!!!

 

一度も欠勤しなかったけど、ここから一気に体調を崩していきました。

 

青い顔で業務をしている私を、ただ一人だけ心配してくれる人がいました。

午後から3時間くらいの間に現れる、梱包担当のおばちゃんでした。

 

おばちゃんは「身体を壊してまでする仕事じゃないよ」と励ましてくれ、休むことや辞める事は悪い事ではないと教えてくれました。

人生経験ってこういう所で学ぶのですね。

 

辞めたい、というのは誰でもしんどい告白だと思います。

だから、バックレる人もいますもの。

 

このおばちゃんがいてくれたから、環境を変えることができた。

辞めさせていただきますって言ったら、周りの正社員からスゴい勢いで止められたんですが

「他にお前みたいなの雇ってくれるとこないよ」

「もう年齢的にも能力的にも風俗しか働けないよ~??」ってなことも言われました。

 

絵にかいたような、鉄板のブラック会社発言だ。もはや感動するレベル。

そしてボロクソの言われながら、わしは勝利を手にしたのであった。

 

辞めてからは体調を戻すことに必死でしたが、次なる問題がありました。

それは次の職を見つけてから辞めなかった事。

 

もうね、みているだけで頭の悪さが滲み出ていますが、

20代前半というのはこういうものだと、暖かく見守って頂ければと思います。

 

今日はこの辺で。ありがとうございました。